ウィークリートピックス

MJS税経システム研究所・税務システム研究会の客員研究員による租税を中心とした最新情報やタイムリーなトピックスを週替りでお届けします。

新しい会社法は、従来あった有限会社という会社類型を廃止し、一つの会社類型(株式会社)として統合することとしたうえで、株式会社の機関設計の柔軟化を図っています。そのため、同じ株式会社でも非常に多様化が認められます。とくにその多様化が最も典型的に現れるのが機関設計です。会社法は、326条?328条におい...
I株式会社の設立株式会社の設立とは、1人またはそれ以上の社員(=株主)からなる株式会社という団体(=営利社団法人)を設立することをいいますが、これには実体の形成と法人格の取得とが伴います。株式会社としての実体を形成するためには、定款の作成、出資者(=社員)の...
I有限会社の廃止と既存の有限会社の処遇本年5月1日より会社法が施行されました。その結果、有限会社は廃止されましたが、既存の有限会社はそのまま会社法上の株式会社として存続します。ただし、「会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」(以下、整備法と表記)に...
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」、という「ことば」がある。桜の枝は切ると腐り始めるのだそうだ。梅の木はむしろ剪定したほうがよいということなのだろうか。この「ことば」で思い出すのが、ある病院での事件である。当時、その病院のスタッフは、婦長以下常勤ナース5人パートナース6人、事務長以下事務5人、給食や清掃営繕...
所得税の納税個人の税務については確定申告業務も終わり一段落をしている時期だと思いますが、今回は所得税の納税について留意すべき事項をまとめてみました。1.所得税の振替納税制度まもなく、平成17年分の確定申告書を申告期限...
遺言と遺留分1.遺言の種類遺言には大きく分けて、普通方式の遺言と特別方式の遺言の2種類がある。特別方式の遺言は、死亡が危急に迫っているなどの普通方式の遺言ができない場合の遺言で、通常の遺言ではない。普通方式の遺言には...
中小企業の社長借入金11.はじめにまだまだ、経営環境の好転の兆しがみえてこない中小企業では、オーナー社長からの借入金が多額に計上されている会社も多数みられる。資金調達を外部に求めることのできない中小企業においては、経...
歯科技工所はサービス業(平成18.2.9名古屋高裁)平成17年12月12日の本欄において、簡易課税における業種区分について、その判断と日本標準産業分類の適用に関する画期的な名古屋地裁の判決を紹介しました。今回は、その判決が逆転して、納税者が全面敗訴した名古屋...
気になる!「同族会社の範囲」「子会社の範囲」「持合株式」の定義の変更このほどの平成18年度税制改正ならびに会社法の制定に伴い、重要な定義に変更がなされています。今回は「同族会社の範囲」「子会社の範囲」等の定義に変更がなされていますので、検討をしてみましょう。...
平成18年2月7日に会社法関係の法務省令(会社法施行規則・会社計算規則・電子公告規則)が公布され、...