税務情報レポート

MJS税経システム研究所・税務システム研究会の顧問・客員研究員による租税を中心とした多彩な研究成果および最新の税制改正および制度や動向、判例研究等に関するリポートです。

3.付加価値額外形標準課税制度の課税標準のうち付加価値額は、各事業年度の収益配分額と各事業年度の単年度損益を合算して算定する(法72の14)。(1)収益配分額収益配分額とは、報酬給与額、純支払利子及び純支払賃借料の合計額をいう。
保険医療機関の開設者が個人から医療法人に変更された場合における当該医療法人に係る保険医療機関の指定前の期間の診療に係る社会保険診療報酬については、当該個人が支払を受けるものとして所得税法の規定により所得税の源泉徴収が行われることとなるが、この場合の社会保険診療報酬の額及び源泉徴収をされた所得税の額に関する法人税及び所得税の取扱いは下記のとおり。記1.医療法人が益金の額に算...
Ⅰレクリエーション費用の非課税所得税法では、原則として、給与所得者がその使用者から受ける金銭および金銭以外の物は経済的な利益を含めて給与所得の収入金額とされる。したがって、社員旅行も原則としてその経済的な利益が現物給与として給与所得の収入金額とされる。使用者が役員・使用人のレクリエーションのために社会通念上一般的に行われていると認められる会食、旅行、演芸会、運動会等の行事の費用を使用者が負担することにより、これらの行事に参加した役員・使用人が受ける経済的な...
相続時精算課税適用者が特定贈与者より先に死亡した場合には、相続時精算課税適用者の相続人(包括受遺者を含む)が、特定贈与者の相続税に関して、その死亡した相続時精算課税適用者の権利・義務を承継することになる。ただし、相続時精算課税適用者の相続人が特定贈与者本人である場合(相続人が第2順位の親の場合)には、その特定贈与者は権利・義務を承継しない(相法21の17①)。受贈者の相続人が限定承認したときは、その相続により取得した財産(受贈者からの贈与又は遺贈により取得...
~ICカード取得のための=How do you get IC-card? =~
前回の「~もっと知りたい!!ICカード・・・・・みなさんはどれくらいご存じだろうか?~」でご説明したICカードを、欧米では「スマートカード」(SmartCard=賢いカード)と呼ばれている...
~ もっと知りたい!! ICカード・・・・・みなさんはどれくらいご存じだろうか? ~
来年の平成16年2月名古屋を皮切りに、電子申告がいよいよスタートする。実際の電子申告に必要となるアイテム【ICカード】を取得するために必要な書類が、平成15年11月初旬頃に、日本税理士会連合会(以下「日税連」とする。)から会員事務所に郵送されることになる。だが、今回のキーワードとなる【ICカード】をみなさんはご存じだろうか?
(1)課税売上割合計算上の留意点課税売上割合の計算上の留意すべき点あげてみると次のようになる。1.支払手段、特別引出権の譲渡は、分母の金額に含まれない。2.金銭債権のうち資産の譲渡を行った者が対価として取得した金額は、分母の金額に含まれない。
1.離婚前の配偶者を受取人としていた生命保険料控除1)生命保険料控除の原則生命保険料控除の対象となる保険料は、本人の支払った保険料のうちその保険契約において保険金等の受取人のすべてが自己又はその配偶者その他の親族であること等の要件がある。2)離婚した場合の控除対象保険料上記の要件の判定については、保険契約時と受取人の変更があったり親族関係に異動があることもある。そのような場合、生命保険料を支払った時の現況により判断することとなっている。配偶者を受取人として...
1.相続税の総額の計算(1)課税遺産総額相続時精算課税適用者及びそれ以外の者について、各人ごとに計算した相続税の課税価格の合計額から遺産に係る基礎控除額を控除して課税遺産総額を計算する。(2)各法定相続人の法定相続分に応じた取得金額法定相続人が課税遺産総額を法定相続分に応じて取得したものと仮定して、各法定相続人の法定相続分に応じた取得金額を計算する。(3)相続税の総額各法定相続人の法定相続分に応じた取得金額に、それぞれ相続税の累進税率を適用して計算した金額...
1.贈与税の課税価格相続時精算課税適用者が特定贈与者からの贈与により取得した財産については、特定贈与者ごとにその年中において贈与により取得した財産の価額を合計し、それぞれの合計額をもって、贈与税の課税価格とする(相法21の10)。2.贈与税の基礎控除等相続時精算課税適用者が特定贈与者からの贈与により取得した財産については、贈与税の基礎控除(相法21の5)、贈与税の配偶者控除(相法21の6)、贈与税の累進税率...