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【連絡】銀行取引明細連携機能に関するお知らせについて
2020/05/11 インフォメーション: 連絡

拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

さて、2018年に施行された改正銀行法に基づくオープンAPI方式への移行の円滑な実施等のため、弊社システムおよびサービスを通じてお客様にご利用いただいております銀行取引明細連携機能の仕様を変更することとなりました。

つきましては、変更点および変更に伴うお願い事項等を下記のとおりご案内いたしますので、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

1.銀行法の改正について

2018年6月に施行された改正銀行法(関連する改正法令を含みます。)は、セキュリティ強化やオープンイノベーション等の実現を目的として、口座情報取得サービスにおけるネットバンキングへの接続方式を「オープンAPI」と呼ばれる方式に移行するよう促しました。

2.銀行取引明細連携機能の仕様変更と、仕様変更に伴うお願いについて

弊社の提供する口座情報取得サービスである銀行取引明細連携機能も、本年6月から金融機関毎に随時、接続方式をオープンAPIへ移行するなど、改正銀行法や金融機関のセキュリティ強化を踏まえた以下(1)~(3)の仕様変更を行います。

(1)金融機関登録の再設定について

オープンAPIへの移行にあたっては認証方式が変更になるため、該当する金融機関においてはオープンAPI方式に移行する際に金融機関登録の再設定が必要となります。

ただし、金融機関によって移行の対応時期が異なり、一斉に変更されるものではないため、事前にお客様に変更登録を行っていただくことができません。そのため、システムご利用時に変更を要する金融機関への接続を行った際に「口座登録を再設定してください」といったメッセージを表示し、そこからの誘導に従って金融機関の口座情報やAPI接続のためのID等を個別に登録していただく必要がございます。

金融機関ごとに登録内容等が異なると予想されますので、詳しくは操作マニュアルやヘルプ画面にてお知らせいたします。

(2)第三者の口座情報の取得について

改正銀行法においては、弊社会計システムをご利用中の企業・事業主様が、ご自身の預金口座の口座情報を取得することについては、何ら問題なくご利用になれます。しかし、会計事務所様が記帳代行業務において顧問先企業様の口座情報を取得することについては、会計事務所様の指示に基づいて弊社が金融機関から追加の口座情報を取得し、会計事務所様を経由して顧問先企業様が口座情報を閲覧できるようにした場合は、会計事務所様が顧問先企業様のために弊社に対して金融機関から口座情報を取得することを委託していると受け取られ、会計事務所様ご自身が連鎖接続先(改正銀行法上の「電子決済等代行業再委託者」)として、改正銀行法に基づき弊社が各金融機関と締結する、オープンAPIの利用に関する契約における規制対象に該当するおそれがございます。このため、会計事務所様が弊社会計システムから顧問先企業様の銀行取引明細を取得する運用とならないよう、システムの仕様を改めることが改正銀行法との関係では適当と考えられます。

以上より、弊社では会計事務所向け会計システムであるACELINK NX-Pro会計大将での取引明細連携機能について、会計事務所様ご自身の取引明細を取得する場合を除き、金融機関の登録ができないように仕様を変更させていただくことといたします。当該仕様変更が実装されたプログラム(本年6月1日午前9時30分以降にオンラインアップデートにて配信)にバージョンアップした後は、銀行取引明細連携機能を使った口座情報の取得が一旦できなくなりますので、当該プログラムのご提供時に詳しくお知らせする方法に従い、会計事務所様ご自身の会計データに該当するかどうかの設定をお願いいたします。

当該仕様変更後に行う顧問先企業様の口座情報の取得につきましては、スマートフォンアプリである「MJSお金の管理」や、「かんたんクラウド会計」「iCompassNX会計」「NX記帳くん」「MJSかんたん!会計」などの自計化システムを顧問先企業様にてご利用いただき、顧問先企業様ご自身が金融機関より取引明細を取得したうえで、会計事務所様のシステムとデータ連携させる方法による運用をしていただけますようお願いいたします。

なお、以上の仕様変更は、金融機関の口座情報の取得にかかわるものであり、クレジットカードの取引明細については、顧問先企業様の会計データであっても、従来どおりの運用が可能です。

(3)こまめな口座情報の取得について

弊社の銀行取引明細連携機能において、一部の金融機関について可能となっておりました、夜間バッチ処理による口座情報の自動取得を、本年6月以降、廃止いたします。

口座情報の自動取得は、各金融機関のオンラインバンキングにおける情報取得可能期間(概ね2か月間)内に口座情報の取得指示をしなかった場合でも、自動取得した口座情報を弊社サーバー内に保持しておくことで、口座情報を取得できない期間が生じないようにするための機能でありました。しかしながら、金融機関側でのオンラインバンキングのセキュリティ強化に伴い、バッチ処理による口座情報の自動取得が困難となったため、自動取得機能を廃止することといたしました。

本仕様変更に伴い、全ての金融機関においてオンラインバンキングでの情報取得可能期間外の口座情報を取得することができなくなる場合があります。今後は長期間にわたって口座情報の取得指示をしないといった運用を避け、こまめに口座情報を取得してくださいますようお願いいたします。

万が一、口座情報を取得できなくなった期間が生じた場合は、その期間に相当する銀行取引については手入力にて仕訳入力を行う等の運用となりますので、こまめな情報取得により、そうした運用を回避されますようお願いいたします。

3.顧問先様向け文書について

以下の自計化システムをご利用の顧問先様におかれましても、上記2.(1)(3)の仕様変更にご留意いただく必要がございます。

・ かんたんクラウド会計
・ ACELINK NX-CE会計
・ iCompassNX会計/会計Plus
・ NX記帳くん
・ MJSかんたん!会計/法人会計/青色申告
・ MJSお金の管理

会計事務所様が顧問先様へご案内いただくための文書をご用意いたしました。
会計事務所名での文書となっておりますので、事務所名を記載頂き、必要に応じてご利用いただきますようお願い申し上げます。

下記ボタンよりダウンロードしてお使いください。

[顧問先様向けご案内文書(Word:25KB)]

4.本件に関するお問い合わせ先について

(1) 銀行取引明細連携機能、仕様変更の詳細等、本案内の内容については、新規事業戦略室(ATP_Service@mjs.co.jp)にメールでお問合せください。 

(2) ACELINK NX-Pro会計大将などのシステム操作については、カスタマーサービスセンターにお問合せください。

弊社では、今後一層サービス強化・機能向上に努め、お客様の業務効率化に貢献できるよう尽力いたしますので、引き続きご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。