国税庁では1月4日、2022年分の確定申告に向けてHP上に「2022年分確定申告特集」をアップするとともに、税務相談チャットボット(ふたば)で2022年分の所得税確定申告の相談を開始した。チャットボット(ふたば)の開始は、昨年の2021年分の相談開始日(1月11日)より一週間早いスタートとなっている。消費税の確定申告に関する相談(2022年分)については、今月30日相談開始予定となっている。

チャットボット(ふたば)は、「チャット(会話)」と「ロボット」を組み合わせた言葉で、質問したいことをメニューから選択するか、自由に文字入力すると、AI(人工知能)を活用して自動で回答するシステム。メンテナンス時間を除いて24時間利用でき、医療費控除や住宅ローン控除など問い合わせが多い質問などにチャットボットの税務職員「ふたば」が回答する。

所得税の確定申告に関する相談は、確定申告の手続き、給与所得・年金の所得、配当所得・株式の譲渡所得、不動産の譲渡所得、医療費控除・住宅ローン控除、社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除・生命保険料控除・地震保険料控除・寄附金控除(ふるさと納税)・雑損控除・寡婦・ひとり親控除・勤労学生控除・障害者控除・配偶者(特別)控除・扶養控除・基礎控除、e-Taxや確定申告書等作成コーナーの操作に関すること。

そのほか、2022年分の税制改正に関することなどが含まれている。なお、国税庁では、「有人によるチャットではないため、質問の意図をAIが認識しない場合には表現を変えて再度入力してみる」、「相談が多い事項に対応しているため、すべての質問に対応していない」、「専門用語を一般的な用語に置き換えて説明している場合があるため、回答に不明な点がある場合にはタックスアンサー等で確認する」などの注意を喚起している。

この件については↓
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/chatbot/index.htm

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